モノとインターネットをつなぎ様々なことができるようになるIoT(Internet of Things)住宅。
「なんとなく聞いたことはあるけど実際にどんなことができるの?」の質問に丁寧にお答えいたします!
Iot住宅とは?
まずは下記の3つを頭に入れましょう!
- センサ操作
- 遠隔確認・操作
- AI活用による管理・操作
上記の組み合わせによりさまざまなことが可能となります。
連携する器具を増やすことで様々なことが室内や外出先でスマートフォンを利用して操作ができるようになったり、スマートスピーカー(googleアシスタントやAmazon echo dot)を接続することで声で操作をすることができるようになります。
IoT住宅でできること
IoT住宅でできることは実に多岐にわたります。
更にお手持ちのTVや空気清浄機等の家電も対応するものであればつなげてスマホや外出先で操作できるようになります。
IoT住宅のメリット
IoT住宅によって、暮らしはどのように変化するのでしょうか?次にIoT住宅の代表的なメリットをあげてみます。
設備の遠隔操作
設備の遠隔操作等ができるようになります。住宅に備え付けられている照明・エアコン・鍵等はもちろん、お手持ちの対応家電をつなぐことにより外出先からもコントロールが可能となります。
留守中の来訪者がある場合、事前にワンタイムパスワードを発行すれば入室することも可能です。
防犯対策
IoT住宅は防犯対策で高い効果を発揮することも大きな魅力のひとつです。例えば、夜遅くまで外出をする場合、暗くなってきたら遠隔操作によって室内の電気を点灯することで、周囲に留守を知られずに済むので安心です。
また、外出先から施錠することもできまし、窓の開閉センサーにより、外部からの侵入があるとスマートフォンに通知が来るようにもできます。
省エネ化
真夏に室温が30度を超える際に、エアコンをつけたまま外出することもあると思いますが、遠隔操作により帰宅前に冷房をいれ、燃料消費を抑えることもできます。
また、照明やTV等の家電も時間を設定してオフにすることができるので消し忘れ防止でエコにもつながります。
IoT住宅のデメリット
IoT住宅はメリットばかりではありません。デメリットも考えてみましょう。
セキュリティ対策に課題がある。
情報漏洩、不正侵入などの安全性は常に考えなくてはなりません。サイバー攻撃などの影響を受ける可能性もあるので、個人情報を管理する機器とIoT機器とは切り離して管理することが必要ですし、万が一、不正侵入があった場合はすぐにシャットダウンができ、新しい情報でスムーズに復旧できる必要があります。
特に賃貸住宅の場合は、前入居者と現入居者の情報がスムーズに移行できる体制が必要です。
使いやすさに課題がある。
スマートフォンの操作が苦手な方も利用できる仕組みが必要です。また、器具によって複数のアプリを登録し個別に操作するのであれば便利さも半減してしまいます。
一つのアプリですべての器具が利用できる仕組みが必要です。
技術の進歩が速い。
IT機器は日進月歩でどんどん新しくなっていきます。数年後には新しい機器ができても連携できなければ宝の持ち腐れです。
常に最新の器具が利用できるようにコントロール機器やアプリがアップデートできる仕組みが必要です。
実際にできることは?
それではもう少し具体的にできることを見ていきましょう。
■玄関鍵の解錠・施錠
スマホで鍵を解施錠ができるので今までの様に鍵を持ち歩く必要がありません。
暗証番号でも操作できるのでスマホさえ必要ありません。
ですから、鍵を失くして入室できないというトラブルもなくなります。
また、期限付きのパスワードを発行することによって知人友人に入室してもらうことも可能ですし、施錠状況が不安であれば、外出先から遠隔で解施錠することも可能です。
スマートロックは、実は便利さよりも防犯面での導入メリットが高いと思います。
スマートロックにするメリット
- 鍵を失くす心配がない。失くしても暗証番号で入室できる。
- 外部から遠隔で操作できるのでいつでも施錠状態を確認できる。
- 設定によって鍵操作後に自動で施錠ができるので閉め忘れ防止になる。
- 解錠の履歴が管理できるので万が一の際にも記録が残る。
- 物理鍵をお渡ししないので前入居者の鍵複製によるトラブルが防げる。
- 【重要】管理会社でデータ管理する為、入退去の際にリセットし前入居者の使用を停止できる。
■スマートリモコンで電化製品をコントロール
照明やエアコン、テレビ等、リモコンで操作できる電化製品はほぼすべてスマートリモコンに登録し、一つのアプリで操作することができます。
操作のためのアプリが複数になると開くだけでも面倒になりますので、一つのアプリで複数の製品をコントロールできるようにするのが大事です。
スマートリモコンでできること
- リモコンでコントロールできる電化製品は一元で操作できる。
- スマホがあれば外出先からでもコントロールできる。
- 複数の操作をシーン登録して一括で行うことができる。
- タイマーのついていない家電もタイマー設定できる。
- スマートスピーカーを用意すれば上記のことを声で操作できるようになる。
- 【重要】管理会社でデータ管理する為、入退去の際にリセットし前入居者の使用を停止できる。
スマートリモコンのイメージ
■ドア・窓センサー
ドアや窓の開閉を検知し、スマホへの通知や家電連動が可能です。
ドアや窓の開閉に合わせて、照明やエアコンの自動ON/OFF操作やスマホへの通知もできますし、ホームセキュリティにも活用できます。
万が一、留守中に侵入者があった場合、スマホ通知を確認後、照明やエアコン・TV等を操作して威嚇することも可能です。
窓の開閉が有った場合、左記の通りスマホに通知がきます。
また、1週間分の開閉履歴が残りますので万が一の際には証拠として残しておくことが出来ます。
■環境センサーで温湿度管理
外出中でも自宅の温湿度がスマホで確認できます。
快適な温度域から気温が変化したらエアコンや*床暖房・カーテン等を操作し帰宅前に適温にすることもできますし、設定温度になった際に可動する自動制御設定も可能です。
*導入する器具の種別により連携できる操作内容は異なります。詳細は管理会社にお問合せください。
■インドアカメラ(物件により設定有)
Wi-Fiに対応したネットワークカメラです。水平・垂直方向へのカメラの首振り機能や静止画の撮影、ライブストリーミング、動体検知時の自動録画などの機能を備えています。
留守中のペットの状態や、家族の見守り、ホームセキュリティデバイスとしてできます。
*すべての物件に導入しているわけではありません。導入物件については管理会社にお問合せください。
■カーテンモーター(物件により設定有)
自動でカーテンを開け閉めできます。
専用のカーテンレールに取り付けることで、電動でカーテンを操作することができます。操作はタッチモーション(手動による電動操作)、付属のリモコン、専用アプリから3通りで開閉操作が可能な製品です。
*すべての物件に導入しているわけではありません。導入物件については管理会社にお問合せください。
■HA端子によるその他器具操作(物件により設定有)
床暖房や給湯器などの設備を繋ぎ、ON/OFFをまとめて操作できます。
帰宅前に湯張り設定をし、帰宅と同時に入浴したり、床暖房の運転開始を行うこともできます。
床暖房は冬期間、ONのままにすることが多いと思いますが、こちらの器具でこまめな電源管理を行い、外出時の暖房費節約に貢献できます。
*すべての物件に導入しているわけではありません。導入物件については管理会社にお問合せください。
物件によって導入している器具は違いますが、総じておおよその家電はコントロール可能です。
但し、声による操作を行う場合は入居者様にてスマートスピーカーを用意し、ペアリングなどの設定をお願い致します。